大人の工場見学第4弾~ニコニコパン店~
田村市にこんな企業があったなんて知らなかった。
あの商品は田村市の企業が作っていたなんて意外!!
世界に誇れる技術が田村市にあったなんてビックリ!!
この企画は、田村市に存在する様々な企業を取材し、どんな仕事をしているのか、どんな分野で活躍しているかを紹介し、その企業のこだわりや凄さを皆さんに知ってもらうコーナーです。
今回、潜入するのは、田村市大越町にある「ニコニコパン店」さんです。
学校の給食や、地元のスーパーへパンを卸していて、田村市大越町名物「手焼き煎餅」も作っています。
この地域の人たちは、ここのパンで育ったといっても過言ではありません。スーパーに行けば、いつでも目にするニコニコパンの商品。
地元に愛され続けている理由を探りに、食いしん坊コンビ渡邉・山代で取材してきました!
~パンの香りに包まれて☆彡工場見学スタート~
県道19号線沿いにある緑の店構え。
それではさっそく、パンを作っているお店の裏側にお邪魔させていただきましょう。
こちらが、パンの製造部屋。中に入るとパンを焼き上げるいい香り。( ^)o(^ )
たまりませーん♪
従業員の方々が、手際よく作業しています。
モチモチのパンの生地たちが、色んな形に変化して次から次へと作られていきます。
従業員の皆さんは、特に何の指示もなく次の行程に進んでいき、抜群のチームワークです!!
それではここで、パンが仕上がっていく様子をご覧ください。
いかがでしたか?こんな風に毎日美味しいパンが作られていくんですねー。
40種類のパンたちが、それぞれ違う行程でサクサク作られていくって凄いです。
取材中も、ニコニコ笑顔の絶えないスタッフの皆さん。
取材している私たちも笑いっぱなしです。(#^^#)
続きまして、田村市の有名な観光地「あぶくま洞」がオープンするのをきっかけに造られた「手焼き煎餅」の紹介です。
かれこれ48年動き続けている機械。クルっと回って1枚1枚焼きあがっていく様子をご覧ください。
実は、渡邉は、煎餅の耳の部分が大好きで、小さいころよく食べていました。
本体の部分よりも、香ばしくて癖になります(`・ω・´)ゞ
お土産としても、地元の味としても定番です。
この日に出来たパンたちは、その日のうちに、市内の各スーパー等へお届け。
「うちのは、新鮮なパンだよ。冷めても美味しいのが自慢です」とおっしゃってました。
出来立てホヤホヤホクホクのクロワッサンを味見させていただきました(#^^#)
なんて贅沢♪渡邉もニコニコです♪あーここに住みたい。?
『食べた人にいつもニコニコしてほしいから「ニコニコパン」』
~ニコニコパン経営者 西山さんご家族~
まずは家族でニコニコパンを守り続ける西山さんファミリーを紹介します。
社長はニコニコパン2代目のお父さん(幸雄さん、75歳。)。先代からお店を引き継いで、家族とお店を守る真面目なお父さん。奥さんの京子さんはいつもニコニコ、お店の元気印!そして次期社長で息子の晶さんは、ニコニコパンのアイディア係。娘の恵さんは、なんとお店を手伝いながら現役のプロ演歌歌手でもあります。ニコニコパンの看板娘!みなさんとっても仲が良くて、元気なご家族です。
ここからは、西山ファミリーにお話を伺いたいと思います。
Q.ニコニコパンができたのはいつですか?
A.パン屋を始めたのは60年前です。学校給食が始まったのを機に、先代が始めました。今は家族4人と従業員2人の6人でお店を切り盛りしています。
Q.「ニコニコパン」って良い名前ですね!
A.先代が名付けました。パンを食べて、いつもみんなにニコニコしていてほしいから名付けたそうです。
Q.何種類くらいのパンを作っているのですか?
A.だいたい40種類くらい作っています。作ったものは、学校の給食や田村市と近隣のスーパー、商店などにおろしています。
Q.人気のパン、ベスト3を教えてください。
A.3位はモカクリームがはさまった「モカツイスト」と最近人気急上昇の「チョコブレット」。2位は福島県の定番クリームボックス。そして1位はあんことバターの甘しょっぱい組み合わせがたまらない「アンバター」ですかね。
左:アンバター 右:モカクリーム
夏になると農家の人がよく買っていくので、クリームパンやうぐいすパン、あんパンなどがよく売れます。桜の季節には桜味のパン、夏はマンゴーなど、季節限定のパンも出しています。
Q.ニコニコパンのおいしさの秘訣は何ですか?
A.他のお店に修行に行って自分も気づきましたが、他のお店とは生地が違います。焼きたてのパンはどこで食べてもおいしいけど、生地の違いは、焼いて1日経った後にわかります。
Q.パン以外にも、田村市では有名な「ピーナッツ 手焼煎餅」も作っていますよね?
A.はい。昭和45年頃、あぶくま洞の観光が始まるのに合わせて始めました。先代の社長が他所に修行に行って始めた煎餅はリピーターも多く、「本当においしい」と県外から注文してくれる人もいます。
ちなみに手焼煎餅は、1週間に1度だけ焼きます。1回に1000~1700枚ほど焼きますね。
Q.震災の影響はありましたか?
A.震災ではお店に問題はありませんでしたし、大越町は水も電気も大丈夫でした。そのため震災後急いでパンの材料を買い付けに行き、東京電力福島第一原子力発電所事故の避難者400人にパンを差し入れました。震災後1カ月は休みなくパンを作り続けたので、今でも「あの時は本当にニコニコパンに助けてもらいました」と言ってくださる方がいます。
Q.これからの大越町にはどうなってほしいですか?
A.昔は各町にパン屋があったが、それも今ではだいぶ減ってしまいました。子どもの数もどんどん減っているし、もうこれ以上、町の人が減らないでほしいなとは思います。
そして今の日常がいつまでも続いてくれることが、何よりです。
今も田村市の小学生や高校生が体験でニコニコパンに来ていますが、地域との結びつきは、今後も続けていきたいと思います。
8月13日(月)には田村市大越町で開催される「鬼の里納涼夏まつり」に、(恵さんが)演歌歌手「藤めぐみ」として出演予定なので、ぜひみなさん見に来てください。(場所:田村市大越町つつじレインボーロード特設会場)
【会社情報】
ニコニコパン
住所:田村市大越町上大越字元池52
連絡先:0247-79-2216
営業時間:8:00~17:30
休日:日曜
パンの販売店:田村市と近隣のスーパー、田村市内の各商店等
※店舗での購入を希望される方は、事前予約をお願いします。
~編集後記~
【渡邉】ねぇねぇ、ニコニコパンの裏メニュー知ってる?
【山代】え~知らないです。「笑いキノコ」ならぬ「笑いパン」とか?
【渡邉】実は結婚式用にオーダーを受けた時だけつくる、子孫繁栄の縁起物パンがあるんだよ。
【山代】え、何それめっちゃ気になります・・・でも現物は注文してのお楽しみってことですね。あ、今度友達の結婚式あるから注文してみようかな^^
【渡邉】いいね!でも会場ドン引き注意ね!
【山代】え・・・?