お弁当がつなぐ白山区の優しさ!(大越町)
大越町白山(はくさん)区。
先日、ここにすごい活動をしているすごい人たちがいるとの情報を入手しました!
いったいどういう人たちなんでしょうか?応援隊潜入取材です^^
お邪魔したのは大越町にある「白山コミュニティーセンター」
中に入ると、真っ先に目に入ったのはずらーーっと並んだ手作り弁当。
「わぁー!!!おいしそう♡」というのんきな私たち。
「これから配達だから!!」というシャキシャキしたお母さんたち
慌ててお弁当の仕上げをお手伝い。
すでにおかずが入っているお弁当に、炊き立てのご飯を入れて、梅干しをトッピング。
ちなみにおかずは魚のフライにひじきにポテトサラダ、卵焼きにおひたし、お漬物とバランスもバリエーションもバッチリ!
お弁当を詰め終わったら、手作りの包装紙で包んでいざ配達へ!この間たった数分。。
「な、なんてテキパキした動きなんだろう・・・」
と、驚いているうちにみんなどんどん出発していきます。
慌てて付いていく私たち。
向かった先は・・・
白山地区でお弁当を必要としている人たちのお宅。
そうです。ここでは月に一度、地域の85歳以上、もしくは一人暮らしや寝たきりの高齢者の方に、お弁当を作って届けているんです。この団体の名前は「白山区すこやか地域づくり推進委員会」(平成6年発足)。
いったい何がそんなにすごい活動なのかというと、なんとこの活動、すべて無料、ボランティアで行っているんです。
会員さんは、毎年地域のイベントに出店、おでんなど模擬店の売り上げで1年分のお弁当代を賄います。最近では、野菜は地域の方から寄付されることも多くなってきたそうです。
「お弁当を届けるだけではなくて、そこでお話をすることで、お年寄りの生活状況を確認することもできる。」
(スタッフ談)
そうした活動が評価され、平成28年度には、公衆衛生事業功労で厚生労働大臣表彰を受けました。これまでに大学の先生や外国の人が視察や交流に訪れたこともあるそうです。
一緒にお弁当を配っていると、この地域の暖かさがとても伝わってきます。
(スタッフ)「おばあちゃんいる?」
(お孫さん)「いますよ~いっぱい話していってください」
(スタッフ)「調子はどう?」
(娘さん)「うちのばあちゃん、食欲がありすぎて^^」
(おばあちゃん)「みんなもごはん食べてったら」
(おばあちゃん)「今度の花見のお金払わないと」
(スタッフ)「じゃあ預かって、後で渡しとくからね」
自然とお互いを気遣っている様子に、心がほっこりしました。
毎月お弁当を受け取っているおばあちゃんに感想を聞いてみると、
「ほんとにありがたい。こうしておいしいお弁当を食べられて、ありがとうございます。」
と幸せそうな笑顔でした。
こちらの活動、震災の後は1年間お休みしていたそうです。でも、地域の人から
「もうやらないの?」
といわれ、再開しました。
今では白山地域になくてはならない存在です。白山地域の元気や気遣い、助け合い精神の象徴なのかもしれないですね。
今回このようなすばらしい活動に参加させていただき、お話を聞かせていただいて、ありがとうございました!!田村の自慢がまた一つ、増えました♪
ブログ担当は、田村に来てから「地域の支え合い」に関心しっぱなしの やましろ でした^^