都路の土でアートを
初めまして、新米応援隊員の白岩です(/・ω・)/
私の初取材は12月1日から都路に期間限定でアトリエをオープンした、船引町出身の土絵作家・佐藤香さんのインタビュー。
佐藤さんは、現在都路観光協会が作成を進めている観光マップの表紙を飾る作品を制作しているのです。
土絵って?どんなアートなのでしょうか?
作品に使う素材を集めに出かける佐藤さんに同行させていただきました!
【亀石の上で自然の波動を感じる佐藤さん】
…土絵って何?と思った方に分かりやすく説明を。
土絵とは、『佐藤さんが訪れた土地から採取した土に、水溶性アクリル樹脂(接着剤のようなもの)を混ぜ、和紙や平たく切った木に描く絵の事』です。
【現在制作中の土絵作品】
そして、こちらが都路町のいろんな場所で採取された土。
一口に『土』と言っても、沢山種類があるんですね(*´з`)
【今回の作品に使われている都路の土】
ー今まで採取した土の中で、一番好きな土の色はありますか?
一番最初に採った土が自宅付近の土で、それが赤土だったんですね。だから赤土には思い入れがあるし山を歩いていても(赤土を)探しちゃいます。
【博打石で土採取】
ー大きな (15m級)作品を制作する時、使う土の量とか種類は大体どのくらいの量を使うんですか?
そんなに量は使わなくて、だいたい土のう袋半分くらいですかね。
ーそんなに使うんですか?!土のう袋って結構大きいですよね?
あ、そういう反応?(笑)
でも少し小さめの作品だったら三分の一くらいで、物によって違くて種類も集めてみないと分からなくて、10種類以上使う時もあるし5色とか8色とかの時もあるしでバラバラです。
ーいい土はだいたい危険な所にあるそうですが、採取中に身の危険を感じた事はありますか?
崖を目指すことが結構多いので…でも、なるべく事故がないようには気を付けています。
車が置ける場所の近くを歩いたりとか、行く前に誰かに言ってから出かけるようにしたり。
危ない道だなーと思っても、今のところ大丈夫だったので…あと、熊がいるところはなるべく早く車に戻れる範囲で採ったり…気を付けながら行けば問題ありません。
ー佐藤さんが都路町の土や葉、木などを使って表現したい事、発信したい事はなんですか?
ここ(都路)にある自然の物を使うので、土地のスピリットを感じることが一番大事。
私が何か伝えるというより、その土地のものを感じることが大事なのかなぁと思うんです。
ーありがとうございました!作品の完成がたのしみです(*^_^*)
佐藤さんが土採取をした際、「ありがとうございました」と自然にお礼を言っていたのが印象的で、その土地に感謝することを忘れない方なのだと思いました。
アトリエオープン期間は12月24日までですのでご注意を!
そして、佐藤香さんの作品がもっと見たい方はこちらから。