学生から見た都路~都路活動報告会&交流会~
都路で活動する学生15名 +都路をメインにした田村市住民17名 +応援隊3名。
総勢35人での大交流会が12月10日、都路公民館で開催されました☆
第一部は学生による活動報告会。
都路での活動3年目となる桜美林大学(東京)は、今年は毎月1回程度の頻度で都路を訪問。学校や子ども園、地域のイベントをお手伝いしたり、1人暮らしのお年寄りを訪ねてお話をしたりと、地域に入り込んだ活動が印象的でした。
初めの頃は「自分たちに何かできることがあるのだろうか?」「『都路のために』と思って来たけど、結局は『自分たちのために』都路の方々に負担をかけてしまう」と悩んでいた彼ら。
もちろん今も悩みつつの活動ではあると思いますが、それでも、彼らの知り合いの都路の人たちが彼らを見つけて、「おかえり~♪」「またいつでもうち来んせ♪」「次はいつ来る?」とまるで友達のように楽しく話している姿を見ると、彼らが来たことで、都路にまた1つ、笑顔が増えたんだなぁと感じました。
来年になると代替わりをしてしまう彼ら。最後の仕事として、今まで自分たちが都路で見聞きしたこと、体験したこと、感じたこと、良いとこ悪いところなどを、誰が見てもわかるようノートにまとめています。
続いて発表してくれたのは、福島大学(福島)の学生。昨年から始めた「学生DASH村プロジェクト」(詳細はこちら)について報告してくれました。
特に印象的だったのは、彼らの「反省点」。都路住民とのコミュニケーションを取るために始めた農園。しかし、手が回らず結局は住民さんに負担をかけてしまいました。
反省した彼らは、必死で再び繰り返さないための改善策を考えました。そして、「畑作業」ではなく、「住民との交流」が当初の目的だったことを思い出し、今は再出発しています。
会の参加者からは、「農作業への認識が甘いと感じた」「作物の収穫は一朝一夕にできるものではない」という厳しい言葉がありました。同時に、「貴重な経験でもあるので、私たち都路住民もできる限り応援したい」「毎日いるわけではない学生が畑をやるには限度がある。自分達都路の人をいかに巻き込むかを考えた方がいい」など、アドバイスや励ましの言葉をいただき、改めて、身が引き締まる思いの福島大学生です。
そして、第2部は学生と住民との交流会でした。
参加者からは、
・都路の良いところばかりではなく、悪いところも話してほしい。学生の本音がききたい
・都路の人は、たまにしかこない学生に「何かしてもらいたい」とは思っていない
・もっと都路の人の声に耳を傾けないと、ただの自己満足の活動
といった厳しい声もありました。
同時に、
・学生の発表を聞いて、都路に希望が持てた
・都路に対して、新しい見方を知った
・遠くから来て都路のために考え、行動してくれることが有難い。私たち住民も現状をあきらめず、努力しないとという気持ちになった。
という声もありました。
当然といえば当然ですが、都路の人の中でも色んな意見がありました。学生の意見や感想と合わせて、今回の会は、たくさんの意見や考え方が集合した、刺激的な会だったなと思います。
今回得た糧を次にどう活かすか、それは、それぞれの腕の見せ所です。
今回ご参加いただいたみなさま、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
これからの学生の活動にも、ご期待ください。
☆新聞でも紹介してもらいました☆
ブログ担当は、 やましろ でした。