~応援隊、新潟県中越大震災と阪神・淡路大震災に学ぶ~
こんにちは!
3か月の研修期間も終わり、「新人」を卒業した中岡です!
先日、応援隊は新潟県長岡市で行われた「日本災害情報学会・日本災害復興学会 合同大会 in 長岡」に参加して参りました!
合同大会は10月23日~26日の計4日間開催され、10月23日は新潟県中越大震災からちょうど10年が経つ日でもあり、追悼の意味も込めてこの大会が開かれました。
1日目は新潟県中越大震災の追悼式に参加、施設見学、2、3日目は研究者、記者などの方々が各テーマに沿って発表する分科会や、大きな会場で行われた全体会議、夜は参加者の交流会などがありました。
1日目、応援隊は二手に分かれて参加。
中越大震災で甚大な被害を受け全村避難となった旧山古志村を周るコースと、最大深度7を記録した旧川口町を周るコースがあり、私中岡は旧川口町を周るコースに参加しました。
訪れたのは、
大崩落で母娘が亡くなり、男児が92時間かけて救出された現場となった「妙見メモリアルパーク」。
リアルな地震の揺れを映像と共に体験できるシミュレータや避難生活の様子、仮設住宅生活を再現した部屋などを見学できる施設「おぢや震災ミュージアムそなえ館」。
体験教室やコンサートなどを地域の人たちが中心となって行うことのできる場でもあり、東北の復興商品や1杯100円のコーヒーを提供するスペースも設け、地域の人のコミュニティスペースとなっている「川口きずな館」。
このような施設を見学させていただきました。
分科会は各隊員が関心のあるものを選択し、出席。
私中岡は東北・中越・阪神の比較による震災学習について、災害情報・メディアについてなどの分科会に参加。中越・阪神では震災のことを語り合う機会を設ける、支援者同士が自分たちの活動について情報を共有し合う、手記を通して震災後の現在の思いを書く、など、記憶の継承が上手く実践されていることを発表を通して学びました。
2日目の夜は応援隊で懇親会を開き、合同大会で感じたことをひとりひとり語り、今後の活動にどう活かしたらいいかなどについて話し合いを行いました!中越は町全体として震災を学べる仕組み、考える仕組みができているという話や、記録を多く残している中越や阪神のように自分たちも地域で記録を作ってはどうかなど、議論に盛り上がりを見せました。
災害から10年経った中越、20年経った阪神の事例を見て、東日本大震災の復興は本当にまだまだだと感じたのが私の感想です。
地域全体で震災を学べる仕組みや、記憶の継承など、学べる要素は数多くありました。
また、参加者の交流会などで普段はお会いする機会のない支援者や研究者の方々と情報共有、つながりができたことがよかったです。
今後の活動に活かし、復興の在り方を模索しながら頑張っていきたいと思います!
合同大会関係者の方々、交流いただいた参加者の皆様、ありがとうございました!