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いっちー・にへーの視察旅 ~にへーが行く!京都府南丹市美山町編~ ※途中鶏の解体の写真がありますので、苦手な方はご注意下さい。

こんにちは!

スターウォーズエピソード7を見て興奮気味になっている二瓶です!

 

だいぶ前のお話になりますが、NPO法人ETIC.という会社が主催している“BRIDGEまちづくりコース”という、

地域おこしの先進地域へ行き事例を見よう!というプログラムに参加して来ました!

いくつかの先進地域から選択できるのですが、その中で私は「京都府南丹市美山町」へ視察に行ってきました!

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“美山町”とは「コンビニ・大型店舗を一切建てません!」宣言をしている町で、

京都府内の町村の中で一番大きい町になります!

 

“美山町”に行きたいと思った理由はというと・・・

地域住民が立ち上げた農業・林業・狩猟・アウトドアガイド・ジビエを主に生業としている3つの組織が共同で設立し、3社の経理などを統括し管理している「株式会社 野生復帰計画」という会社名を見て、

「や・せい・ふっ・き・けい・かく・・・ んん!?野生が復帰!?!?なになに!?」

というような感じで名前に魅了されたのが始まりです。

 

と、いうことで9/29~10/1の3日間“美山町”へ行って参りました!

題して!

「そうだ、野生に還ろう。京都府美山町への旅~!」

♪ うーいうーいやーいやーいおーういぇ~~(某番組「ダ○ツの旅」のあれです)

 

— 1日目 —

集合場所である“園部駅”で野生復帰計画の青田さんと合流し、

車を1時間ほど走らせると、美山町に到着です!

美山町では国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、茅葺屋根の集落「かやぶきの里」があり、

茅葺きのコケがまたいい味を出ていて綺麗でした!

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次に2日間お世話になる宿泊所の「田歌舎(たうたしゃ)」へ向かい、オリエンテーションをしました!

このプログラムに参加された方は私以外に滋賀と長野の方から2名いらっしゃいました!

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田歌舎の建物は全てオーナーの藤原さん方が自らの手で作ったもので、

外には何やら物体が吊るしてあります・・・!

(吊るしている物の正体は後ほど!)

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オリエンテーションが終わるとおまちかね!夕飯タイム!

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ここは昼間レストランとして営業している様です!

店内の冷蔵庫をのぞくと“お肉”が!

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「は・く・び・し・ん・の・べー・こ・ん・・・・・ハクビシンのベーコン!?!?」

何と!ハクビシンのベーコンやハムを販売していました!

そうなんです!

ここのレストランではジビエ(狩猟によって、捕獲された野生鳥獣を使った食材)の料理を提供しているところで、

さっき外に吊ってあったのは、鹿のもも肉をハムにするために吊るしている様です!

 

夜ご飯のメニューでは初鹿肉を頂きました!

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こちらの食卓に出ているものは全て「田歌舎」の方々が自分で採ったお米・野菜・お肉です!

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ハクビシンのハムもご馳走になりました!

私を含めた視察にきた組は

「うまい!」「はまる!」「んまーーーーーい!!」

といったような感じで、少しクセのある味ですが、

そのクセがまた病みつきになるハクビシンのお肉に舌鼓を打ちました!

「いや~ハクビシンでしょ~?見た目は美味しそうだけどねぇ?またまた~美味しいわけないでしょ!」

とおっしゃる方!ぜひ美山町でハクビシンのお肉をご賞味ください!

 

— 2日目 —

2日目は「株式会社 野生復帰計画」を設立した3社へ伺いました!

まずは、「江和(えわ)ランド」さんへ!※江和=地区名

「江和ランド」さんは京都府内で初めて観光農園・グリーンツーリズムを始めたところで、

今では主に貸し農園をしており、「みんなの田んぼ」というプログラムをされている様です!

このプログラムで面白いと感じたのがオーナーの方々が“苗を育てるところから販売まで行う”というところで、

“販売”をするにあたってオーナーの方々が販売戦略を考えて売り出していて、大変楽しまれている様です!

田村市でも農業体験を進めていく上で、“販売”まで考えるプログラムがあっても面白いかも!とお話を聞いていて思いました!

(外観の写真を撮ってくるのを忘れてしまいました…すみません)

 

次は宿泊させて頂いている「田歌舎」さんへ!※田歌=地区名

「田歌舎」さんでは宿泊、ガイドツアー、ランチ提供、獣肉食肉の提供・販売をしています!

ここでは鶏の解体の見学・体験をしてきました!

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↑鶏二羽の足をクロスし縛る作業

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↑血抜きした鶏を運ぶ、男らしい 田歌舎 藤原さんの後ろ姿!

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↑お湯で血を流す作業

私は次の工程の“羽取り”と“おなかに溜まっている排出物を取り出す”作業を体験させて頂きました!

初めは触るのをためらいましたが、鶏を手にすると自然に口から漏れる「ありがとう」という言葉に

“命を頂く意識”に気付くことが出来ました。

 

 

さて、次へ向かうところは・・・

トロッコ道をずーーーーーっと歩いていきます・・・

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「NPO法人芦生(あしう)自然学校」にとうちゃ~~~く!!※芦生=地区名

・・・と言いたいところですが、もう少し歩きます!

さっきの看板の横道をずっと歩いていき・・・

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木の橋を渡り・・・

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キャンプ場が!

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ここが「NPO法人芦生(あしう)自然学校」でプログラムを行う際に使うフィールドになります!

「NPO法人芦生自然学校」では小学生3年生~6年生までの1年間クラス制山村自然体験プログラムをメインに実施していて、

鹿の解体を子供達に体験させたり、ロープを使った木登り体験など自分達でチャレンジしてみるプログラムが組まれています!

ANSKIDS紹介動画

↑こちらの動画はNPO法人芦生自然学校のスタッフの方が作成しています!

 

 

NPO法人芦生自然学校を離れ、田歌舎に戻り、鶏の解体の続きを再開!

※写真の閲覧注意!

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解体している鶏からこんなものが!

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この卵、まだ殻が完成していない未熟の卵でプニプニしているんです!

鶏の身体の不思議を肌で感じる事ができ、面白楽しかったです!

 

そして!夜の懇親会のメニューは・・・

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鶏!

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とり!

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チッキーーーン!!

先程解体した鶏が食卓に並んでいました!

命に感謝しながら、大変美味しく、

皆さんと楽しく頂きました!!

 

— 3日目 —

最終日は振り返りを田歌舎のウッドデッキで行いました!

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今回身になったことは、直接的に地域に活かせる事などを見つける事はあまり出来ませんでしたが、

草木や土などの自然・動物の感触や匂いを感じるということ、命を頂くということ、

そんなことを感じる事がなかなか出来なくなった時代で、

根本的に人間として大事なことを感じる事が出来る機会になりました!

これで私もちょこっと野生に復帰できたかな!笑

 

美山町でお世話になった方々、ありがとうございました!

また必ず美山に行きます!!

 

— 受け入れ先URL–

株式会社野生復帰計画 ——- http://yaseifukki.jp/

江和ランド —————— http://www.cans.zaq.ne.jp/ewaland/

田歌舎 ———————– http://www.nantan.zaq.ne.jp/fuajs500/

NPO法人芦生自然学校 ——- http://ashiu.org/


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