『田村市復興応援隊(以下、「応援隊」)』は、田村市が総務省の「復興支援員」制度を活用し、平成25年7月に特定非営利活動法人コースターに委託した事業で、被災者の見守りやケア、地域おこし活動の支援等「復興に伴う地域協力活動」を通じ、コミュニティの再構築を図ることを目的としています。
復興支援員制度は、2004年に発生した新潟県中越地震での被災地支援の手法をモデルに設置されたものです。現在福島県内では、浪江町や双葉町、新地町等で約50名の復興支援員が避難者の生きがいづくりや、地域再生のボランティア受入れ、新たな観光や産業の掘り起し支援等に取り組んでいます。田村市では、県内外から集まった9名の隊員が日々活動を行っています。
応援隊は東京電力福島第一原発の事故の影響で、全町避難を余儀なくされた都路町の復興支援を主に活動を展開しています(平成26年4月1日に20キロ圏の避難指示が解除され、学校等も再開された)。避難先からの帰還に係る支援として、高齢者宅の雪かきや草刈りなどの「生活支援」を行ったり、地域住民の新たな取組み(応援隊では「復興のタネ」と呼んでいます)を支援する、「地域活性化支援」を主な活動としています。
復興や地域の活性化を行う主役はあくまでも住民であり、応援隊はサポートをすることが本務です。それには住民の方と多く言葉を交わし、課題の洗い出しや地域の将来を一緒になって考える必要があります。
また、都路町だけで効果的な地域の活性化を行えるものでもありません。田村市の各町や近隣町村との連携は欠かせません。応援隊が地域間のパイプ役となり、相互に協力し合える地域づくりを目指したいと考えています。
<事務所・連絡先>
・都路事務所
福島県田村市都路町古道字新町46
・船引事務所
福島県田村市船引町今泉字田中81-5
※船引事務所は移転しました(2016年1月~)
TEL : 0247-61-5153
Mail : tamura.ouentai[アットマーク]gmail.com