「今、福島はどうなっているのか?」横国大生が冊子にまとめてくれました!
皆さん、こんにちは!応援隊の中岡です(^o^)/
昨年同様、今年6月に都路を訪問してくれた横浜国立大学ジャーナリズムスタジオの皆さん。今年も、福島でインタビューしたものをひとつの冊子にまとめてくださいました(*^▽^*)!!
東日本大震災から5年以上経った福島は、今どうなっているのか。住民はどんな思いで日々暮らしているのかという内容を取り上げています。
今回、都路町では10名ほどの方にインタビューをし、その中には去年インタビューをした方も含まれています。1年前と比べて、インタビュイーの方の表情や話し方などの小さな変化から、学生自身は様々なことを感じ取ったようです。特に印象に残っているのは、原発事故で被害を受けた原木しいたけ栽培の専業農家さんへのインタビューです。学生は、1年経った今その方は前に進んでいると想像していたけれど、再会して話を聞いてみると実際はそうではなかったと書いています。その方は「栽培は諦めた」と話し、学生はその方が東電の賠償金で生活する辛さ、自分の仕事を奪われた苦しみを背負いながら日々暮らしていることを感じたそうです。同じ地域でも、前に進んでいる人もいれば、そうでない人もいる。人口3千人にも満たない都路でも、震災の被害の受け方によって、その後の環境・立場によって、考え方や想いはそれぞれ異なるのだなということを改めて実感させられます。
相手の想いをまっすぐ受け止め、それを誠実に言葉にし、ありのまま伝えているのがとても良いなと感じました。
インタビューは、2014年に避難指示が解除された都路町の住民だけではなく、南相馬市小高区や、富岡町など、避難区域が解除された地域、まだ解除されていない地域の方々にもお話を伺ったようで、福島県で避難を経験する人々の現実的な声が詰まった冊子となっています。
またこの冊子と活動は、横浜国立大学のオープンキャンパスで展示し、多くの方に見てもらったそうです。
ぜひこの冊子が欲しい!という方は、製作者であるゼミの高橋弘司教授までご連絡ください。
問い合わせ先:htakahashi7591@ynu.ac.jp(指導教員 高橋弘司教授)
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震災からもうすぐ6年が経とうとしていますが、こうして足を運び続け、声を届け続けてくれる学生たちに本当に感謝をしています。意味のある活動をこれからも続けていってほしいと思います!