三重県、長崎県、岡山県から「地域のパイオニア」が来訪!
先月17・18日、3地域から自分たちの活動地域を盛り上げている「地域のパイオニア」となる人々が都路を来訪!
第一弾「岡山県西粟倉編」は中岡がお送りしますヽ(^o^)丿
実は、岡山県西粟倉村と言えば、昨年11月に私が研修で訪れた場所。
そのときに西粟倉村を紹介してくれた「株式会社 西粟倉・森の学校」の代表、牧大介さんと職員の坂田憲冶さんが遠路はるばる都路に来てくれました。
「森林」をテーマに村づくりを行う西粟倉村を勉強して帰ってきて私が思ったことは、
「都路の森林は?都路の林業は今どうなっているのだろう?」でした。
ということで、今回は都路の中華料理屋・泰平食堂にて、
「西粟倉に学び、都路の林業を考えよう!会」を開催ヽ(^o^)丿
都路の林業に過去携わっていた方、現在も携わっている方4名と、西粟倉の方々、この企画を主催しているNPO法人ETIC.職員、宮城県南三陸町の復興支援員、田村市復興応援隊の計11名が参加。
「昔は原木シイタケ栽培用の原木を生産していたが、原発事故後はできていない」
「私は原木シイタケをやり始めて直売所にも売り始めた矢先に原発事故が発生し、まだ再開はしていない」
「何か新しいことをやろうにもいつも放射能の壁にぶつかってしまう」
原発事故後、180度変わってしまった都路の林業について嘆きの声があがりました。
それに対して西粟倉の牧さんは・・・
「非常に厳しい状況だと思います。
短いスパンで考えると都路の林業は絶望的かもしれない。
でも、長いスパンで考えて、都路の林業を再生することはできると思います。
都路は何に困っていて、どんな風に助けてほしいのか。それを明確に発信することができれば、大きなお金を出してくれるところも現れると思います。そのためには地元の人が真剣にならなくてはなりません」
というアドバイスをいただきました!
都路で林業に携わる方々も、真剣に、興味津々に牧さんのお話を聞いていました^^
2日目は都路の林業現場を視察!
特に印象的だったのは、都路住民の方が約40年栽培してきた原木シイタケ栽培の現場です。
何本もの原木を組み、木に穴を開けて種菌(シイタケのもと)を植えていく原木シイタケ栽培。
40年間やってきたものが、原発事故により一瞬にして崩れてしまいました。
「シイタケの栽培は諦め、次の世代のために放射性物質により汚染された木の再生に取り組むことも考えている」とおっしゃっていました。
今回のような企画をしてよかったと思うことがたくさんあります。
都路でのシイタケ原木生産の重要性やそれを生業にしてきた人の存在、一転してしまった都路の林業・・・。それらを知ることができたことが大きな収穫です!
そして何より、そういう人々と新しく繋がることができたこと。
「逆境だからこそ、注目してもらえるチャンス」
という牧さんの言葉を胸に、都路で重要な役割を占めていた林業をどう再生させるかについて、住民の方々と共に、考えていきたいと思います!
みなさまも、応援よろしくお願いします\(^o^)/
↓素敵なホームページもぜひご覧ください!
西粟倉村 ニシアワー
http://nishihour.jp/