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10/10 第3回都路ふるさと塾を開催しました!

みなさんこんにちは!なっつです(^o^)

先日のブログでも告知・募集いたしておりましたTeam都路による「第3回都路ふるさと塾」も大盛況のうちに終了しましたので、その様子をつづりたいと思います(^^♪

今回もリコージャパンのボランティアさんたち12名に来ていただき、参加する子どもたちのサポートや企画の裏方に励んでいただきました。

 

まずは初日!ボランティアさんと地元住民代表の方と、オリエンテーションを行いました!

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都路から一時的に避難した話や、この集会所で行われているサロンのお話、この地域の方たちの様子など、教えていただきました。

福島県の情報がなかなか外部に流れない中、このような機会はとても貴重という声もありました。

そのあとは翌日に向けて、役割分担をし、活動の担当ごとに分かれて最終チェックして準備ばっちり!!

 

そしていよいよ10月10日。

ふるさと塾本番の日!今回チャレンジしたのは、【畑で収穫した里芋などを使って、都路の郷土料理をつくろう】です!

都路や常葉町の子どもたちが参加しました。

まずは、みなさまも見慣れてきたでしょうか?応援隊の○○畑にて里芋の収穫です!

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里芋を収穫したことがある子もいれば、初めて里芋の葉っぱを見た子・収穫初体験の子もいましたが、みんなで協力して収穫していました!

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収穫してタライで水洗いした里芋は、都路町保健センターにて都路のお母さんたちに教わりながら調理します!

いつもお世話になっているお母さんたちはとても料理が上手で、事前に何度か打ち合わせをし、この日のために材料や段取り準備をしていただきました。写真はないですが、本当に素敵な方たちばかりなのです(^^)

 

そんなお母さんたちと考えて、今回作ったものは主に4品で、里芋が主役の「芋煮」・「大根もち」・「小松菜のじゅうねん和え」・「いとこ煮風スイーツ」です!

郷土料理を作るほかにも、その4品をもっと詳しく知るための「食育ワークショップ」を行い、今回作る料理の野菜のことや栄養のことなどを学ぶ時間も作りました。

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ワークショップはちょっと難しいかもしれないという懸念もありましたが、クイズやシールを使うことによってみんな楽しく学んでいたようです。

 

さて、今回子どもたちがチャレンジした郷土料理は、「小松菜のじゅうねん和え」と、かぼちゃを使った「いとこに風スイーツ」!

みんなじゅうねんをすることは自分のおうちのお手伝いでやったことがあるという子も多かったですが、味付けが醤油、砂糖、だし汁なので、自分が「おいしい!」と感じるまで試行錯誤する子どもたち!

果たして感想は…?後のお昼の様子でわかりますよ♪

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そしてもう一つ、チャレンジしたのは郷土料理の新たな形「いとこ煮風スイーツ」です!

そもそも「いとこ煮」というのは、冬至かぼちゃと小豆を煮たもので、冬によく過程で食べられる都路や田村などはもちろん、代表的な田舎の家庭の味です。

今回はそのいとこ煮を、スイーツにしたらどんなものができるのか!ということで、早速子どもたちと作ってみました!

まずはゆでたかぼちゃをつぶして、白玉粉や豆乳を混ぜながら、耳たぶの柔らかさになるまでこねます。

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一口サイズにしたかぼちゃ白玉団子を、沸騰したお湯に入れゆでる事約4分。。。

10分間冷まして、かぼちゃ白玉団子と茹で小豆を盛り付け、豆乳をかけたら、できあがり!!!

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他の料理はどんな様子かというと…

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こちらでは芋煮ができあがり、お母さんたちやボランティアさんたちの力で、何とか40人分の食事が完成したようです\(^o^)/

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さて、本日のお楽しみタイム、昼食交流会のスタートです!

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子どもたちが作ったじゅうねん和えやいとこに風スイーツ、お母さんたちやボランティアさんたちが作った芋煮、大根もち、主食のさつまかぼちゃごはんも加わり、みんなで「いただきまーす!!」

さあ、感想は???

「じゅうねんの味付けがおいしくできた!」

「う~ん、、、いまいちしょっぱさが足りない!」

「スイーツが想像よりおいしくできた!」

「里芋が柔らかくておいしい!」

「ごはんおかわり!」

などなど、良い意見も、これはもっとこうした方がいいという意見もたくさん出てきて、みんなのおなかが満腹な昼食会になりました(^^)

ボランティアさんたちも、都路の郷土料理を初めて見た・食べた方も多く、味や由来などを地元の方に聞いている場面もありました。

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最後は子どもたちに第3回都路ふるさと塾の修了書を手渡しして、終了しました。

みんな、ふるさとで食べられている食材や伝統的な料理について詳しくなって、おうちとかでご家族に「今日はこんなことしたよ~」と話してくれていたらうれしいと思います(*^_^*)

 

そして、最終3日目。

今回の企画は農作物を収穫し、食べるところまで行う企画だったので、福島県の農作物の検査体制を知るために、現場を見学する時間を作りました。

当日お世話になったのは「田村米調べるセンター」です!

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米調べるセンターでは、収穫が始まった季節ということもあり、「検査したい」と持ち込まれるお米の量がとても多くありました。

スタッフの方もご多忙にもかかわらず、検査の流れから数値のこと、30㎏もあるお米を簡単に運ぶ機械の体験をさせてもらうなど、とてもいい経験をさせていただきました。

ボランティアの方々も、県外からの参加者が多いので、この見学が終わった後には、

「福島県での検査体制を見て、震災で失ったものが人命や住居だけではないということが改めて知れた」

「行かなければ気づかない、わからない部分が多く、実際見ることができて、これからも自分にできることをしたい」

「福島のお米をお土産でいただき帰ってから食べたら、とてもおいしかったので、今後購入したい」

 

などなど、とても書ききれないほどの感想をいただきました。

今までの福島で積み重ねてきたことをしっかり伝えていくことをあきらめず、このような機会をこれからも作っていきたいと、改めて思いました。

 

今回の3日間もとても内容の濃い物になりましたが、次回は12月5日です!

次回のふるさと塾でも子どもたちや、来て下さるボランティアの方々に充実した福島・都路3Daysを過ごしていただけるよう、頑張って準備したいと思います!

ご参加された皆さん、ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました(*^_^*)


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