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しくじってみないとわからない!!~TAMULOVE PROJECT2018~

今年度のタムラブプロジェクト「1年生編~2回目」が開催されました。

※タムラブプロジェクトは、「地元の高校生が地域を知り地域愛を育てる」をテーマに船引高校で行われている総合学習です。船引高校のホームページでも紹介しています。(ホームページはこちら)

お越しいただいたゲスト(通称「町の先生」)は、船引町在住の柳沼かおりさん。

柳沼さんは、中華料理店「柳明」のオーナーでもあり、㈳田村青年会議所(以後、田村JC)の理事長でもあります。

今回は、田村JCのメンバーさんの協力をいただいてどんな授業だったのでしょう。

タムラブ担当の渡邉がお伝えいたします。

 

~落ちたから気づいたんです。柳沼さんの人生グラフ~

 

【町の先生:柳沼かおりさん】

嫁・妻・オーナー・母・女性理事長として活躍の柳沼さん。

どんな人生グラフがあったのでしょう。

【人生の浮き沈みをグラフで説明】

人見知りで人が苦手だった幼少時代。

ドラマ「ホテル」をきっかけにホテル業の道へすすみ、職場結婚。

船引町で中華店を開くことになり郡山から引っ越し。

特に友達がいなくても平気だと思っていた頃、4つのワラジ(妻・嫁・母・オーナー)をこなしていました。気が付くと体調を崩すことに。

そんな時に運命の出会いが訪れました。

【田村青年会議所の方々】

知人から「田村JCの手伝いしてみない?」と声を掛けられて、仲間とイベントを企画・実現させていくことのやりがいに気付きました。

そこから、柳沼さんの人生の大逆転がスタートしました。

つまり、今まで全く人や地元に興味がなかった柳沼さんが、この出会いによってやりがいを見つけ、考え方や人生観が変わり、体調も良くなったのです。

【田村青年会議所の活動について説明】

 

続いて、柳沼さんの人生を変えたJCの活動の紹介。

「JAでなくてJCだよ」などのジョーダンも交え、前回の授業でも熱いトークをしてくれた菅野さんが登場。

クイズを交えて、活動の目的・地域での活動を紹介しました。

 

~ワークショップスタート 地域の人を知る~

 

【新聞記者からインタビューのコツを伝授】

「地域を知る」ためには「地域の人を知る」ことが大切。それは「人に興味を持つこと」が根底になります。

120名の生徒さんが、グループに分かれて、田村JCの方の「紹介」を他のグループにします。つまり「他己紹介」です。

他己紹介をするには、田村JCの方に興味を持たなくてはいけません。質問をして、模造紙にまとめて発表していきます。

【町の先生へインタビュー中】

田村JCの皆さんの職業は様々です。(行政書士・林業・保険代理店・新聞記者・警備・運輸・飲食業)

それぞれの生き方・考え方があり・地域貢献活動をしています。そこを高校生の感性でググっと神髄に迫っていただきます。🎤

「失敗した時にどうやって立ち直ったの?」「なぜ田村で仕事をしているの?」「なんでこの仕事を選んだの?」「奥さんとの出逢いは?」等々の話がでてました。

【町の先生を紹介中】

意見をまとめて、発表。

町の先生たちと交流を終えた後の生徒の感想はどうだったのでしょう?

以下の理由で、地域活動について関わっていきたいという回答が複数ありました。!(^^)!

「色々な人と関わって自分の将来に役立てたいから」

「人のために役立ちたいから」

「自分の住んでいる町の人が知らない所で沢山の活動をしていると知ったから」

「田村市の色々なところで開催しているイベントに興味を持ったから」

町の先生の熱意が伝わったようです(^_^)/

 

【柳沼さんから高校生へメッセージ】

 

~さいごに・・・・・~

 

今まで、人や地域に興味がなくても生きていけると思っていた柳沼さん。

人との出会いで人生観が変わることを伝えていただきました。

高校生の母親でもあるかおりさんからのメッセージはこの3つです。

「高校生活を大切に送ってほしい」

「生まれ育った町をもっと知ってほしい」

「人の心に寄り添える大人になってほしい」

 

人生でしくじった時に、どうしたら良いのか、この授業を少しでも思い出してくれたら嬉しいと思う渡邉でした。~完~


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■おしらせ

福島復興局に田村市での地域主体の取り組みを記事にしていただきました(バナーをクリックすると復興庁のサイトに移動します) banner